―マラソン ジョギング〜育児の合間のランニング日記 

               



           洞爺湖マラソン2006〜フルマラソンを走り終えて


2006年5月21日、来るべき日がやってきた。
何ヶ月も前からこの日の為にさまざまな方からのアドバイスやネットで調べたことなんかを参考にして自分なりにトレーニングしてきたのだ。
1週間前はどうしようもない緊張につぶされそうになっていたのが、ウソのように当日の朝はリラックスしていた。
ウキウキしているくらい^^
前日9時過ぎまで店で仕事していて帰宅後すぐに寝て3時半には目が覚めた。
昨日のうちに作っておいたウメオニギリ2コと大福餅を食べる。
こんな時間に大福を食べている人はあまりいないだろうと思った。

そんなこんなしているうちに父さんが仕事から帰ってきて
外も明るくなってきた。
晴天だ!雲一つない青空!!
私の前途は明るいということか〜〜^^


いつもは起きるはずのない ひろ(長男)も起き出して
父さんと見送りをしてくれた。
母は戦ってくるよ!がんばるよ!!
予約通りの時間に迎えにきたタクシーに乗り、
「真駒内駅からこんな時間にバスがでるのですか?」と聞かれ、待ってましたといわんばかりに
「これから洞爺湖のマラソンにでるんですよ!」
タクシーの運転手さんの仲のいい友達がマラソンをしているそうで到着までマラソンの話しに花が咲いた。


5時40分に真駒内駅発というのに5時10分前に到着してしまった。
いくらなんでも気が早すぎた。
何度もバス停の「洞爺湖行き道南バス乗り場」という文字を確認してから近くにあったコンビニで時間をつぶさせてもらった。(天気はいいけど早朝のせいもあり、とても寒かった)
バス停に戻ると丁度タクシーが止まりいかにも「これからレースにいきます」という格好の女性がおりてきたので
すかさず私は声をかけた
「洞爺湖マラソンですか?」
子供の頃の私は結構人見知りしていたそうだが、今はそうでもない。
初めて会う人でもかなりしゃべったりもする。
でもどうしても不得意なのが、できあがったグループに入っていくこと、そして団体行動すること。
その意味でもマラソンって私の性格にあっているのかな?

その女性は偶然にもうちのふたりの子供と年が一緒。しかも初のフルマラソン。
子育てしながらのトレーニングの時間のつくりかた、今までのレースのことなんかを話して結構盛り上がった。
でも実力ははるかに私なんかより上だし陸連にも登録している。
・・・私もいつかは・・・・・・そう夢は大きく、果てしなくだ。

出発から2時間過ぎくらいか、洞爺湖の湖畔が見えてきた。
バスが走る道は結構な下り坂。
「まさかこの道走るの〜〜!?」「レースの後半でこの下り坂なの〜!?」と知り合ったばかりのMちゃんと騒いでいると隣に座っていたみるからに「ベテランランナー」の風格をただよわせている方が
「いや、違うよ。この下にも道があってそこを走るの。こんなトコ走らないよ。」
と苦笑まじりに教えてくれた。ウハ、恥ずかしい^^;

会場に到着、Mちゃんが入っている「楽走412旭川」のところにお邪魔させてもらい、
荷物まで置かせてもらった。
近くでTシャツやシューズを売っていて思わずひろと私の運動靴を購入、2足で1500円也。安い!!^^
そうこうしてるうちにあっという間にスタート集合時間。
Mちゃんは陸連登録者だから前列からのスタート。
私は・・・とりあえず4時間くらいのとこにまぎれるか・・・と思いどの辺かと探していると
これがまたかなり後ろの方なのだ。
道幅の狭いところに参加者全員が並ぶものだから縦長に永遠と続いている。
「4時間以内の完走」とかかれた札のちょっと後ろのあたりからスタートすることにした。(4時間で走れるのか?と一瞬思った)

さあ、スタートの号砲!「やった〜走るぞ〜〜」
・・・とおもいきや・・・・

これがまたなかなか進まない。
ノロノロと団体で進んでいく。
大行進だ。
きっとお正月のデパートの開店もこんなカンジなんだろうと思った。
そしてスタートゲートを通りすぎてようやく「走る」といったカンジになった。

天気はサイコー、調子も良さそうだ。
このまま4時間以内の完走目指すぞ〜〜〜!!


様々なウエアの背中を見ながら、時に追い越し、また追い越されながら走っていく。
ふと思った。
「半時計回りで湖を走るはずなのに、今、時計回りに回っている。一体どこで折り返すのだろう?」
それにしても結構な登り坂。でも普段坂道は走ってるから大丈夫!イケイケだ!
と、
前から折り返して走ってくるランナーが見えてきた。
「あ!H沢さんだ!!」
そうH沢さんとは皆さんご存じ様々な大会で連勝しているスゴイ人なのだが、(この洞爺湖も今回で4連勝!おめでとうございます!!)
H沢さんのつくった「練習日記」を私が使わせてもらうようになったことがきっかけでさまざまなアドバイスをしてもらえるようになった。
とてもありがたく、ただ結果を残せない私なので申し訳なく思ってしまう・・・。
いつかは「ここまでできるようになりましたよ〜」と笑顔で言いたいと思う。

話しはレース展開に戻る。
そう、H沢さんともうひとりの方、ふたりで後方をぶっちぎってすごい勢いで走り去っていった。
そう、「走り去った」というのが本当にぴったりの表現だと思う。
そしてのんきに思った。
「H沢さんとすれ違ったということはそろそろ折り返し地点かな^^」
ところが、そこから折り返し地点まではまだ結構な距離があったのだ。
それほどH沢さんは早いのだ。(いや、そもそも私と比べるのが間違っている;)

無事折り返し地点も通過し、いよいよ湖畔を廻る道へ。
今夜宿泊する予定のホテルの前も通った。
その時はまだ「父さん達来る前にゴールしたら先にチェックインしようかな?」などと余裕をかましていた。

前半、25キロくらいまで細かなアップダウンが何度かあった。
でもあまりにもいい天気でしかも桜が満開で時に桜吹雪の中を走った。
何度もこの大会に出ている人はいると思うが、こんなにすばらしい天気に恵まれた今日が私の初のフルマラソンでなんて幸せなんだろう。
エイドではボランティアの方々が水やドリンクを渡してくれるのだが、この水がまたなんとも美味しい。
玄関先の蛇口からホースでひっぱっている場所もあったのだが、きっと羊蹄山の麓だからお水も美味しいんだろうな〜
札幌もそこそこ水は美味しいのかも知れないケドこんな水が蛇口から出るんならコンビニで水のペットボトルを買う必要なんて全くないよな。
それにしてもいつまでこのアップダウンは続くのだろう。

25キロ過ぎ・・・もうかなり疲れてきた。
歩きたい、歩きたい、しかも眠たい・・・。(レース途中で眠いとは一体なにごとだ!!)
周りでもちらほらと歩いている人の姿を目にするようになった。
そうなると「私もあるいちゃおっか・・・」てなことになる。
でも一度歩くともう二度と走れないような気がして嫌がる足をなんとか前に出していた。
丁度キャンプ場があって何人か道路まででて応援をしてくれている。
そのうちのひとりが
「ちょっとだけしかないですが、コーラ、よかったらどうぞ」
と言って紙コップに注いでいた。
ありがたく頂いた。
そのコーラのまた美味しいこと。走ってる途中のコーラってこんなに美味しいものなんだ!
でも結局はその後35キロ地点まで半分以上は歩いてしまった。

運命を分けた35キロ地点の関門。
係員のひとがふたりいて話す声が聞こえてきた。
「この辺りが次ぎの関門通過できる範囲だね〜でも歩いたらちょっと厳しいかもね」

ななななな!な〜んと!!!!
せっかくここまできたのに時間制限でゴールできなくなるなんて絶対イヤだ!
私はきっと今この洞爺湖に向かっている父さんとひろとあ〜たん(長女)に
「ゴールしたよ!」と笑顔で言うんだ!!
そこからはがんばった。
一度も歩かずに走った。
もしかして係員の話が聞こえなかったら40キロ関門は時間オーバーで収容車に乗せられていたところだっただろう。
今思えば最後ちゃんと走りきれたんだから途中だって走れたような気がする。
自分に甘えちゃダメだ・・・・・。

無事に40キロも通過、
でも一般道路から湖畔にでる下りが今回のレースの中で一番辛かったと思う。
平地は走れるものの坂道は膝がもうおかしくなっちゃいそうで走り降りることができない。
そこだけちょっと「カニ」のようにちょっと横歩き気味で降りた(-_-;)

そしてやっとみえたゴールゲート!!
え?感動??感動といえば感動かもしれないけど「やっと着いた・・・」というキモチと
「完走証つきゴール写真」そうだ、写真をどこかで撮っているはずだ。
ここは笑顔か?なんだ?でもとっても嬉しい!どうしよう、もうちょっとでゴールしちゃう!!!もったいない!!!!

(?)というなんとも複雑な心境のゴールの瞬間だった。
知らない方々からたくさん声をかけて頂いた。
「おつかれさま〜」
「おかえりなさい〜」

(おかえりなさい・・?)
その言葉に急に感動がわき上がって草むらに座ってもらった牛乳を飲みながらちょっと泣けてきてしまった。
もうそこからは歩くのもやっとといったカンジ。
初めて経験する「足が棒になった」状態。
父さんに電話して会場まで迎えにきてもらいホテルでチェックインしてさっそくシャワーで今日の汗を流した。
膝はガクガクだけどキモチは超ハイテンション。
待ち合わせした、イトコ家族と共に「レイクヒル・ファーム」で美味しいアイスクリームを食べてまた明日からの鋭気を養った。

結構、初のフルマラソンの後はしばらく走る気になれない方が多いそうなんだが、
そもそも「4時間以内の完走」を目標としていたのに制限時間(5時間)ギリギリの4時間50分03秒という結果に終わってしまって
無事に完走できた喜びはあるものの、
「絶対次こそは4時間以内だ!」
というキモチが強くなったというのがホンネだ。
そもそも足が速くないんだから人よりたくさん努力しなくてはならないとは思うけど
時間がかかったっていいからもっと速くなりたい。
そう私は「懲りない」性格なのかも・・・

そしてレース3日後からムリヤリ走り初めて膝を痛めてしまった。
何事もムリは禁物だ、というのも今回とても勉強になったことだ。


ここまで読んで下さりありがとうございました。

父さんや子供達の協力に感謝する気持ちを忘れずにこれからも「大好きな走るコト」を続けていきたいと思います。

                                                     2006/06/11 釣助ママ

                         
    





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